台風12号の大雨による被害は甚大で、9/5現在まだまだ全容が明らかになっていないようです。
被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
和歌山県では南部の方が雨の量も多かったみたいで、当園のある北部・中部はそれに比べるとマシな方でした。
お客様からの心配の電話やメールもいただいていますので、被害状況をお伝えしようと思います。

増水した有田川の様子です。
これは9/3の夕方ですが、この後雨は降り続き、さらに水位が上がったようです。
写真手前は河川敷のスケートボード場で、ジャンプ台が見えていますね。
9/4の朝3時頃には川沿いの家に避難勧告が出されたみたいで、僕の知り合いも車で高台に避難して、解除されるまで車の中で寝ていたそうです。
当園の台風12号の被害の様子
当園の撰果場裏の土砂崩れ。
雑木林ごと滑り落ちています。
土砂が排水溝を埋めて水が流れ込んできたので、撰果場の掃除が大変です。

畑の一部が崩れモノラックが土砂に埋まっています。

台風で倒れたみかんの樹。
倒れていたのはこの樹くらいでしたので、もともと弱っていたかカミキリムシにやられていたのかも?
あと、紅俺ん路みかんの畑は雨が2日間で500mm以上降ったにもかかわらず目立った被害はなし。
南高梅の畑も、一部が崩れたくらいで済んだとのことです。
草生栽培のおかげ?
何の被害もなかった草生栽培の畑の様子です。
あれだけの雨の量で比較的被害が軽く済んだのは、もしかしたら草生栽培のおかげだったのかもしれません。
もう何年も除草剤を使っていませんので、強い雨は畑の表面覆う草の上を流れていったのでしょう。
草生栽培にしてから雨による畑の土砂の流失は本当に少なくなりました。

ようやく晴れ間が出てきました。
鳥獣被害に台風被害。
愚痴るわけではございませんが、自然相手の農業って本当に大変ですね。
毎年あたりまえのようにみかんを食べていますが、時々ふと思うのです。
みかんを食べられるだけでももうけもん。
ましてや美味しいみかんを食べられるのは、奇跡的なことなのでは?
まっ、みかんだけではないですね。
全ての食べ物に、作ってくれた人たちに感謝です。
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