上門農園のレモン栽培担当のMAKOTOに今年のレモンについて語ってもらいます。
今年のレモンの栽培の取り組み農薬をできるだけ使わないでレモンを作りたい、食べる人も作る人も安全・安心なレモンをお届けしたいとの思いから、今年は有機栽培でも使用が認められている「銅水和剤(ボルドー液)」と「マシン油」のみでレモンの栽培にチャレンジしました。

白っぽく見えるのがボルドー液のあと
通常レモンは病気が付きやすいので、化学的な殺菌剤を使わないと、どんなにひどい外観になるかと心配していました。
しかし、この栽培方法でも全く使い物にならないというわけではなく、安全・安心ということを考えると、今年の方がはるかにメリットは大きいのではないかと思います。

このような黒点はどうしても付いてしまいます。
また、殺虫剤も使用していませんので、テントウムシなど害虫の天敵が死なず、例年よりも害虫の被害がかえって少なくなっていて、自然界の調和が保たれていることを実感できます。
除草剤はもう何年も使ってなくて、草刈りなどの作業は大変です。
でも果実に悪影響を与える赤ダニが、草生栽培を始めてから減少しているような気がするのです。
これもおもしろい現象で、今年、化学的なダニ剤を使わなくても大丈夫だった、ひとつの要因ではないかと考えられます。
今年のレモンの特徴これは全国的な傾向でもありますが、今年のレモンは春先の低温の影響か、生理落下が多く、実の数は昨年よりも少なくなる見込みです。
また、雨が多かったことも併せて、例年に比べると大きめのレモンが多く、マイルドな酸味になっているのではないでしょうか。
もちろん、ノーワックスですので、皮まで安心してご利用ください。

上門農園 MAKOTO
さらに安心・安全!! 見かけはちょっと悪いですが、皮まで食べられる上門農園のノーワックスレモンを、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。