東日本震災支援で何ができるのか?
個人レベルでは募金などやってきたが、上門園としても何かできないのか?
みんなで話し合い、甘夏と梅干を避難所に送ることにしました。
先日、当園にお礼のメールと写真が送られてきましたのでご紹介します。
こんにちは!こちらは春風強く暖かい日々が続いております。
この間の和歌山甘夏、梅干し等の差し入れ本当にありがとうございました!
こちら福島県では甘夏が珍しいものなので、避難所の皆さんは大変喜んで下さいました。
避難所生活が長いとビタミン不足が心配になりますが、これで少しは和らげたとおもいます。
私も少し味見させてもらいましたが甘味と酸味が絶妙なバランスで非常においしかったです。
また今年は放射能の影響で梅干しを作っている方々には絶望的過ぎる状況で、皆々が心の中で慟哭している所に大量の梅干しが…救いの差し入れとしか言いようがありません 。
専業農家で営んでる方々の多い私共の住む福島市は風評被害の真っ只中です。
皆様の優しい心遣いのお蔭で私達は勇気が出ます。
皆さんと同じように前を向くことができます。
テレビや広告より皆様がみかんの箱に書いて下さった応援メッセージは、より暖かく、遥かに身近に感じることができます。
中には初めて収穫の手伝いをした方もいるような事も書いてありました。
他にも気持ちが伝わる言葉が沢山あり一人一人の優しさが身にしみました。
この甘夏、梅干しを下さいました農家の方、採取して下さった皆々様、本当にありがとうございました!

実は甘夏の畑は鳥獣被害がひどく、今年から販売はしていません。
でも震災支援の話が出てから下見・味見に行くと、けっこう美味しくて外観も悪くはない。
収穫は、1回目は当園のメンバーで、2回目は和歌山大学のボランティアの方々で収穫しました。
その後も福島の避難所まで自費で運んでくれる人がいたりと、たくさんの方の手によって届けられたのでした。
美味しく食べてもらえて、本当によかったです!!(^_^)
下の写真は当園の収穫隊メンバーです。休日を利用し子供たちも一緒に収穫しました。

小学校1、2年の子供たちはけっこうがんばって収穫していました。

お昼は満開の桜の木の下でお弁当をいただきました。
5歳のRIKU君はちゃんとお手伝いできたかな?

これが「鹿の被害」です。
鹿の届く範囲の葉っぱが全て食べられています。
なので収穫は木の上の方ばかり。
和歌山大学のボランティアの方は大変だったのでは?
上の送られてきたメールにある「箱に書いた応援メッセージ」は、このボランティアの方たちのメッセージです。
送ることに精一杯で、そこまで思いつきませんでした。
支援は物だけではないと勉強になりますね。